神戸市教育委員会から、
昨年末(12/14)に行った(神戸新聞にも載った"^_^")
神戸市教育委員会との懇談のときに
提出していた要望書の回答が来ました。
以下全文掲載。
神教委健第1952号
平成25年1月10日
健康教育課長
神戸市給食の安全を考える会
代表 ねこばいく 様
先日いただきました、神戸市学校給食の放射性物質検査に対するご要望事項について、回答
いたします。
1.9月 5日付でご回答いただきました、食品の安全性については、食品からの被曝量が年間1
ミリシーベルトを超えないよう、厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超
える食品は食品衛生法違反として販売等が禁止され、基準値を超える食品が地域的な広が
りをもって見つかれば、出荷制限がなされます。このことから、市場に流通している食品
の安全性は、現在の検査体制により確保できていると考えています。につきまして、別紙
の会ニュースにありますとおり、回答いただいた全ての政党が、「少しでも被曝しない方
が良い」、殆どの政党が100bq/kgは「安全ではない」と回答いただいております。これを
見るに、安全であるという神戸市教育委員会や政府の姿勢と大きく帝離があること、そし
て、「安全ではないのではないか」という疑念が生じます。疑念がある以上、給食食材に
おいては、検出限界1bq/kgでの全ての食材検査を強く求めます。また、このlbq/kgでの検
査については、保健福祉局は教育委員会から検体を持ち込めば可能と8月17日の懇談におい
て回答されていますので、こどもたちの命を守る教育員会として責任を持って行っていた
だきますよう要望します。
食品の安全性については、食品からの被曝量が年間1ミリシーベルトを超えないよう、
厚生労働省が基準値を定めていますが、食品の国際規格を作成しているコーデックス委員
会の指標も、年間1ミリシーベルトを超えないように設定されていることから、現在の基準
値は、国際規格にも準拠したものであり、安全であると認識しています。
検出下限値については、現行の5ベクレル/kgで安全性は確保できると保健福祉局から聞
いており、今後も食材検査のデータを積み重ねることで、保護者の皆様に安心していただ
けるよう努めてまいります。
2. 9月5日付で回答いただきました、食品中に含まれる事故由来の放射性物質は、自然界に存
在する放射線童と比較しても極めて少ないことから、健康上の問題はないと考えています。
についても、少なくとも、放射線はDNAを傷つけることは明白でもあり、自然界の放射線
量に追加して被曝することを避ける「少しでも被曝しない」ことが大切です。また、1と同
様に、「少しでも被曝しない方が良い」ことから、今一度、お考えを改めていただきます
よう要望いたします。
食品の安全性については、食品からの被曝量が年間1ミリシーベルトを超えないよう、
厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超える食材を継続的に摂取し続けな
い限り、健康への影響はないものと考えています。本市では、今後も給食食材の事前検査
を実施することで、保護者の皆様に安心していただけるよう努めてまいります。
3. 放射性物質を検出する食材が増加しており、北海道の鮭、篠山市のしいたけからも検出さ
れています。17都県に限った検査対象ではなく、47都道府県全ての食材を検査対象として
いただきますよう、要望いたします。
福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散については、これまでに国や自治
体等が実施した検査結果等から、17都県の方が他の地域よりも放射性物質の影響をより多
く受けていることが分かっています。検査可能な検体数に限りがあることからも、17都県
産を対象に検査を実施してまいります。
4. 給食の食材産地公開を詳しく、校区ごとに前日であっても特定できた時点でホームページ
に掲載するなど、産地公開の詳報化をすること、及び詳報公開することを学校便りなどを
通じて保護者などに周知徹底することを要望します。
給食食材の産地情報については、月末に翌月分全ての食材の予定産地をホームページ上
で公開してい琶すが、本市では毎日約86,000食分の給食を調理することから、食材の産地
は多岐に渡る為、校区ごとの産地情報を、毎日、集計・公開することは困難です。給食食
材の予定産地については、事前に出来る限り絞り込めるよう、今後も努力を続けてまいり
ます。
5.国にすり抜けることのない産地を限らない、検出限界1bq/kgの全国の食材検査体制確立を
強く求めてください。
食品の安全性については、食品からの被曝量が年間1ミリシーベルトを超えないよう、
厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超える食品は食品衛生法違反として
販売等が禁止され、基準値を超える食品が地域的な広がりをもって見つかれば、出荷制限
がなされます。このことから、市場に流通している食品の安全性は、現在の検査体制によ
り確保できていると考えています。
6. 検査実績のない食材やセシウム検出実績のある食材を給食に使用しないでください。
食品の安全性については、食品からの被曝量が年間1ミリシーベルトを超えないよう、
厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超える食材を継続的に摂取し続けな
い限り、健康への影響はないものと考えています。現在、原子力災害対策本部の指示によ
り、長野県から青森県にかけての17都県において、市町村単位で「緊急時における食品の
放射能測定マニュアル」に沿って、野菜類、乳、水産物、牛肉、卵等が検査され、基準値
を超える食品は食品衛生法違反として販売等が禁止され、基準値を超える食品が地域的な
広がりをもって見つかれば、出荷制限がなされます。このため、給食食材も含め、市場に
流通している食材は安全であると認識しています。
なお、本市の検査において、万が一、基準値を超える結果が判明した場合は、該当食材
の給食への使用を取り止め、速やかにホームページ等にてお知らせいたします。
今後も国や自治体等の検査結果を注視し、安全・安心な給食の提供に努めてまいりますので、
よろしくお願いいたします。
(担当:健康教育課給食指導係電話:078-322-5790)
以上引用終わり
2013年1月11日金曜日
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