2012年7月31日火曜日

ある栄養士さんの会とお話しました2012/07/26

猛暑の中、乳幼児セクション担当Sさんとねこばいくの二名で、
ある栄養士さんの会さんとお話しました。

お仕事の大きな荷物を抱えて息を切らしながら、
終業から駆けつけてきた、乳幼児セクション担当のSさんと合流し、
神戸市中央区のある建物の4Fへ・・・

ありがたく対応していただいたのは、会長さん含むお二方。

ねこばいくが、急遽準備した会の要綱・趣旨について話していく・・・

Sさんから、共同での勉強会についての可能性を質問・・・

共同での勉強会は、やはり現段階では難しいと。
しかし、個人が会合に参加することは可能かもしれない・・・
現場で働く栄養士さんの中でも業者との信頼関係の中で働いているので、
業者や行政を信じるしかないが・・・

(500bqがダメだった報道や二転三転する政府の発表に信頼が揺らいでいること、
小学校給食食材は年間58検体しか検査しない神戸市の現状を話すと・・・)

(頷きながら)きっと多くの方が不安感をもっていると思います。

政府の基準が食べ物として、安心できる数値ではないことを知っていましたので、
私達が納得できないことも理解されておられました。


PTAや学校単位でもっと声に出す方の数が増えてくれば、行政が動くので頑張ってほしいと励まされる。

ねこばいく:そもそも、産地のわからないようなものを食べさせている事は、
放射能の問題を置いても問題だと思う・・・

給食などの食材搬入時には、産地・食材の状態・温度管理などを
記録しなければならないようになっているので、
産地については、現場の栄養士は判る。

ねこばいく:神戸市の産地公表が○県、×県、△県のうちいずれかなどのアバウトな表記になっており、
メンバーさんが前日に栄養教諭さんや教育委員会へ問い合わせて確認している事例を紹介・・・
(神戸市の表記に驚いておられました)

ストロンチウムのことも含めて、情報が後から出てきて、こどもたちが食べてしまったでは困るので、
一歩でも二歩でも安全へにじり寄りたい、そのために、出来ることは何でもしたい、
資料や講師依頼など何かリクエストがあれば、全力でお答えしますとお話しする中で、
実は、放射線技師の話を聞く勉強会を企画したけれども、低線量被曝において諸説あることなどから、
企画そのものが頓挫したと・・・
(リスク情報をきちんと開示しない政府の問題がここでも・・・)
さらに、関西においての放射能への危機意識の低さへの問題意識も一致。



そして、こどもたちを守りたいという思いは皆が一緒であることを確認し、
今後も何かとお声をかけさせてもらい、
その都度、可能な範囲での対応のご検討をいただくことを了承していただきました。
栄養士さんの立場から、ご意見をお聞きできたことや、
私達の気持ちや、現場をお伝えできたことは、小さな前進。

タッグを組むとは行きませんが、理解をしていただけたと言う、
何かあったかい成果はあったと思います。
今後も会として、様々な個人や団体に機会あるごとに声をかけて、
思いを広げてゆきたい・・・と思います。


※今回懇談させていただいた先方様のご要望もあり、
訪問させていただいた会名は伏せさせていただいています。

2012年7月17日火曜日

2012/07/16第4回会合報告

2012/07/16第4回会合を開きました。
参加者は12名とちびっこ6名?(ちびっこ用受付名簿がないので・・・)

・教育委員会からの返答について
・こども家庭局との懇談について
・とある団体さんとのお話について
(相手さんに迷惑かかるとこまりますので、今は伏せさせていただきます)
などが話し合われました。

まず、教育委員会からの返答については、


・検出限界1bq/kgとは言え、「まるごとミキサー」の希釈・水分による
 遮蔽問題についての検討がされていない。改めて安心安全とは?
 これまでに放射性物質検査をしていたわけではないのに?

・年間58検体の検査が予定されているが、
 給食食材の述べ産地数から見ると少なくないだろうか?
 何パーセントに当たるのか・・

食材の安全性に関しましては、以前にねこばいく様に回答しました通り、
 神戸市では、暫定規制値を超える食材は出荷規制されていることから、
 市場に流通している食材(給食食材含む)のリスクは非常に低いと
 認識しています。2012/02/02ねこばいくへの返答より引用)からすると、
 低くてもリスクが存在するということから安心安全ではないと思うのだが?

・基準値を超えない場合でも、
 浴びるより浴びない方が良い放射性物質検出された食材は使用してほしくない。

・困難とは言うが、不可能とは言っていない。
 事後でも明確にすべきではないだろうか?
 「どこの物を食べさせているか」もわからないこと事態が問題だと思う

・検出限界の引き上げ、58検体で安心は出来ないと思う。
 安全かどうかについては前出のとおり。

・「17都県の方が他の地域よりも」ということは、
 17都県以外にも影響があることを認識していることを示唆している?
 流通に関する検討がなされていないのも問題。

・納入業者などに促すことに関しては全く記述されていない。

・住民を守る自治体として、
 安全確保の為に国へ意見を述べるべきだと思うのだが、
 注視することだけに終始している。


など・・・つっこみどころ満載!

・・・ということで・・・再度要望・質問懇談の機会を持つことにしました。
(因みに教育委員会とは既に継続的懇談を位置づけていますので、
            会合を受けて、懇談することは既に告げてある(*^^)v)

更に、こども家庭局で話題にしている

「児童福祉施設の放射線検査機器費用&給食まるごとミキサー検査費用100%補助」 (児童福祉施設等が提供する給食の更なる安全・安心の確保のための取り組みについて)

も、もっとプッシュしていく必要があると確認しました。

また、メンバーさんからオハナシを頂いた「ある団体」さんとの交流をもつべく、
会の趣旨・要綱なんかをまとめて、訪問することにしました。

一足飛びにはなかなか進まないけれども、
一つ一つできることを丁寧にやっていこうと話し合いました。

さらに、保健福祉局へ検査機器の見学や、検出限界に関って懇談・要望もしてみたい!
議員さんへ申し入れも!
など・・・ワンサカできることが盛りだくさん!

トイレ休憩を忘れそうになるイッパイイッパイなねこばいくを
メンバーさんが強力にサポートしてくださいました。

ありがとうございますヽ(^o^)丿

神戸市教育委員会からの回答2012/07/10

5/31に懇談申し入れした教育委員会から回答が来ました!

神戸市給食の安全を考える会
代表 ねこばいく 様
神教委健第726号
平成24年7月10 日
健康教育課長

  先日いただきました、神戸市学校給食の放射性物質検査に対するご要望事項について、
回答いたします。

1.これまで行ってきた「まるごとミキサー検査」を復活させ、最低Ⅰ年間継続し、その
結果を給食の安全構築に活用すること。

  平成23年度の学校給食食材等の放射性物質検査において、調理済み給食の検査を実
施致しましたが、計10回46日分の検査の結果、放射性物質は一切検出されず、学校給
食が安全・安心であることが改めて確認はれました。
  本市の学校給食で使用する食材は、地産地消を基本に、市内産・県内産を優先して
使用しており、量的・季節的に県内産でまかなえないときも、四国・九州・山陰など
の県産のものの使用が多いのが現状です。今年度は食材や加工品等の事前検査を充実
させることで、安心して給食を食べていただけるよぅ努めてまいります

2.給食に使用する食材について、これまで放射能を検出した事例のあるものはもちろん、
少しでも汚染されている疑いのある食材を使用しないようにしてください。

  食品の安全性については、食品からの被曝量が年間 1ミリシーベルトを超えないよう
厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超える食材を継続的に摂取
し続けない限り、健康への影響はないものと考えています。現在、原子力災害対策本
部の指示により、長野県から青森県にかけての17都県において、市町村単位で「緊急
時における食品の放射能測定マニュアル」に沿って、野菜類、乳、水産物、牛肉、卵
等が検査され、基準値を超える食材は出荷制限がなされています。このため、給食食
材も含め、市場に流通している食材注安全であると認識しています。
  なお、本市の検査において、万が一、基準値を超える結果が判明した場合は、該当
食材の給食への使用を取り止め、速やかにホームページ等にてお知らせいたします。

3.給食食材の産地公開において、現状よりさらに明確に産地を特定してください。
   産地について判明が納入直前になる場合は、明確になった時点でホームページなどを
活用して速やかに公開してください。

  学校給食食材の産地については、月末に翌月分全ての食材の予定産地をホームペー
ジ上で公開していますが、本市では毎日約86,000食分の給食を調理することから、食
材の産地牡多岐に渡るため、最大1ケ月先の食材産地を確定させることは難しいのが
現状です。また、食材産地は学校ごとに異なる場合があり、毎日、全校全食材の産地
を集計・公開することは困難です。給食食材の予定産地については、事前に出来る限
り絞り込めるよぅ今後も努力を続けてまいります。


4.最終のセーフティネットとして、給食をつくるすべての調理場に検査機器の配置など
食前検査が可能な体制と検出限界値の低い全食材の検査体制を整えてください。

  食材の安全性については、生産地の自治体による検査が行われており、基準値を超
える食材は出荷制限がなされています。このため、市場に流通している食材牡安全で
あると考えており、今後も給食食材の事前検査を実施することで、保護者の皆様に安
心していただけるよう努めてまいります。

5.検査対象をl7都県に限らず日本全国を対象に検査を行うようにしてください。

  福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散については、これまでに国や
自治体等が実施した検査結果等から、17都県の方が他の地域よりも放射性物質の影響
をより多く受けていることが分かっで・がまホ"検査可能ね検体数に限りがあることか
らも、17都県産を対象に検査を実施してまいります。

6.納入業者も含め、事故由来の放射能が食材に含まれないよう徹底して下さい。

  本市の学校給食で使用する食材は、地産地消の観点から市内産・県内産を優先して
使用しているところです。神戸市や兵庫県は、農業地域を抱えていますので、米をは
じめ多くの生鮮野菜や地産地消による食材が使用できます。量的・季節的に県内産で
まかなえないとき牡、四国・九州・山陰などの県産のものの使用が多いのが現状です。
  今後も市内産・県内産の食材を重点的に使用するとともに、食品の放射能に関する情
報や国の施策の動向を注視し、安全・安心な給食の提供に努めてまいります。

7.国に対して、出荷元等での検査においてすり抜けることのない検査体制の確立を強く
要請してください。

  食品の安全性については、食品からの被曝量が年間 1ミリシーベルトを超えない
よう、厚生労働省により基準値が定められており、基準値を超える食材は出荷制限
がなされています。このこどから、市場に流通している食品の安全性は、現在の検
査体制により確保できていると考えています。
 今後も国や自治体等の検査結果を注視し、安全・安心な給食の提供に努めてまい
りますので、よろしくお願いいたします。

(担当:健康教育課給食指導係 電話:078-322-5790 )


2012年7月4日水曜日

「神戸市給食の安全を考える会」 第4回会合のご案内

「神戸市給食の安全を考える会」
第4回会合を下記のとおり開催いたします。

つきましては、ご多忙のことと存じますが、
万障繰り合わせてご参加されますようお願い申し上げます。

とき:2012/07/16(月・祝) 午後1時30分より
ばしょ:神戸市立新長田勤労市民センター 4F「さざんか」にて

神戸市立新長田勤労市民センターHP
http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/shinnagata/index.html
館内案内図
http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/shinnagata/syokai.html#3f

なお、お部屋は少し広め30名で取ってますので、ちびっこの同席OKとします。

今回の議題は、
5/31要望書に対する教育委員会からの返答について、
それから、6/29こども家庭局面談についてなど・・・です。
議題提案は随時OK。(あいかわらず、ゆるーいですので)

また、ご参加される場合、資料の都合がございますので
この会メールまで氏名、住所、電話、参加人数を記載の上メールしてください。
kobesafetyschoollunch@gmail.com

何卒ご参加の程、よろしくおねがいいたします。

2012年7月2日月曜日

2012/06/29神戸市こども家庭局へメンバーさんが行ってきました!


2012/06/29に 神戸市こども家庭局へメンバーさんが行ってきました。

下記にある乳幼児施設に対する
食材検査機器および検査費用の国の助成を中心にお話して来ました。

下記「児童福祉施設等が提供する給食の更なる安全・安心の確保のための取り組みについて)」にも関って
お話していただきました。

 


神戸市は、安心こども基金の予算の決定に関しては、
今のところ、なにも関与していないとのこと。

額の決定は、兵庫県が行っていると・・・。

250万円×5台分の予算が、安心こども基金の今年の予算からでるのか、
追加支給された分なのかも、把握していませんでした。
(安心こども基金そのものの枠がまだ余っているのでメニューを追加したとのこと)

兵庫県内で、どのように割りふり使うのか、
どんな検査体制にしていきたいのか、
神戸市として、明確なビジョンを持つ必要があると提案・要望しました。

神戸市から、兵庫県へ伝えてくれるとは、言っていましたが、
神戸市と兵庫県の間で、密な連絡があるように思えるような感は受け取れなかった。

ですから・・・、
安心こども基金の行方や、
今回の厚労省の通達に、
感心があるという意志表示等が、
保護者や市民の側からも必要だと感じています。

神戸市こども家庭局へ、私たちから、是非把握してほしいこととして、

1.現在、厚労省から、兵庫県に割り当てられた 「安心こども基金」が、
どのような用途にいくら使われているのか?

2.安心こども基金の中から、神戸市への分は、いくらなのか?

3.現在行われている検査の検査体制の見学→環境保険研究所・東部卸売市場食品検査所

4. 兵庫県庁のこどもに対する放射能対策への理解度について

を、お願いしました。

また、要望として、
1.私達と、栄養士、調理師、が一緒に勉強会をしたい。

2.検査機を購入する場合は、他の自治体、市民が行っている検査体制をはじめ、
 機器の選び方、問題点などを調査検討の上、賢い買い物をしなければならないこと。

3.わたしたち保護者や、放射能対策の知識のある人達と神戸市が、
連携して情報収集、シェアしていける環境を作り、一緒にこどもたちを守っていきたい。

4.今すぐにでも、キノコなどの、問題の多い食材を使わないで欲しいこと

など、伝えました

今回の厚労省からの通達については、
さらに、兵庫県庁と、コミュニケーションを取る必要があります。

それも、出来るだけ、多くの人に、働きかけて欲しいとおもいます。

兵庫県→神戸市→市民の距離間が、なんとも、歯痒いです。

一応、8月の間には、再度会いたいとも伝えました。

一週間くらい前くらいに言えば、面会時間を作ってくれるそうです。

今回面会したのは、
こども家庭局子育て支援部 保育振興課の方です。

でも実際献立を作っているのは各保育所(園)の栄養士さん。
こちらに指導やモノ申すのは家庭局では無理だそうです~(涙)
家庭局は食材を数個検査して「不検出」と報告するまでだそうです。

・この栄養士さんたちに特に汚染のひどい食材(しいたけや筍など)の使用を禁止するように
言うのも無理。

参加メンバーさんの感想・・・
今回お会いしたお二人とも私の予想よりも勉強されていましたし、
メモを取り穏やかに話を聞いてくださいました。
でも県は!?
市民と行政が同じレベルの知識と情報と危機感を持たないとなかなか進まないと思いました。

家庭局では200ヶ所?近くある全保育所(園)の献立を把握するのは実際不可能だと思うので、
栄養士さんと放射能防御の意識を高める勉強会・意見交換会などを行う。
(きっと時間がかかるであろう検出機の導入まで待てないです~涙。現場の方を変えるほうが早そう)



現在神戸市はゲルマニウム検出器を持っている(ポーアイにある)
そこで給食の「食材」検査はしている。まるごと全部はしていない。
検査は「小学校」も「保育園・幼稚園や養護施設などの乳幼児対象施設」も
している。

検査はあくまで「食材」のみ。その食材は主に中央卸売市場(兵庫区)と一部は東部卸売
市場(東灘区)内にある食品検査所(市の部門)で食材をピックアップ。

どの食材を検査するかは今日お会いした家庭局が「乳幼児の給食によく用いられそうな食材」を数個選んで市役所6階にある「生活衛生課」(だったと思います)にあげて、そこで給食食材だけでなく県全体の主な食材と統合して、検査計画を立てている。




第9回 神戸市給食の安全を考える会 会合日程 のご案内

神戸市給食の安全を考える会【第9回会合2018/09/22】のご案内 とき: 2018/09/22(土) 13:30より16:30ごろまで(予定) 場所:新長田勤労市民センター 3F  講習室2 TEL.078-643-2431 https://www.kobe-kinr...