参加者は17名+ちびっこ3名でした。
神戸市小学校給食における放射能検査が4/20より後退したことについて、
話し合われ、
食後検査である給食1週間まるごとミキサー検査終了については、
最低1年間は検査を継続して行い、その上で安全対策を考えるべきである。
安全のためには何重にもセイフティーネットが必要であることからも、
やめるべきではないと意見がだされました。
さらに、「たべちゃった」では困るので、食前検査の強化について、
福島では精度は劣るが各校に検査機器あるので神戸でも可能ではないか?
など、検査強化を求めていくことも。
※神戸市は、今年度(H24年度)から
まるごとミキサー検査を中止し、
年間計画において
・中央卸売市場内の食材を42検体(食材・品目)
・中央卸売市場外の食材を10検体(食材・品目)
・その他(牛乳)を6検体(食材・品目)
つまり
年間たった58検体(回・食材・品目)検査のみとしている。
さらに、
まるごとミキサー検査終了について、
事前検査を補完する役割を担っていました、食後の調理済み給食については、全ての検査で放射性物質は検出されませんでしたので、終了します。
としていますが、
ミキサー検査の目的は・・・
提供食の検査は、児童の被爆量の把握を目的としています。
も、食前検査は現実的ではなく、
て参りたいと考えています。(2011/12/26ねこばいくへ回答)
としていたはずで、中長期的ということにも3ヶ月で打ち切りが矛盾しているし、
被曝量の把握目的だったはずなので、補完目的とは違うはずである。
(文部科学省のプログラムだったはずである)
・・・つまり、どう考えても筋の通らない理由になってくる。
さらに、シームレスに行われている物流や生物濃縮によって、
現在の17都県対象の検査では間尺にあわなくなる可能性もあるわけで、
最終ラインの食後検査である「給食1週間まるごとミキサー検査」は、
はずすことの出来ない検査だともいえる。
また、参加された関東から避難された医師の話からも、
規制科学の見地からも、人間が1日に摂取していい放射能は、
1ベクレルくらいだという話や、現在、西日本の食材だけでならそれが実現の可能性がある。
体内半減期から見ても、保養が有効な事、
子どもだけでなく、代謝の遅い大人も無用な放射能被曝を避けるべきであることが
良くわかる。
また、参加されたある市議から、
神戸市はチェルノブイリ事故の際、ゲルマニウム半導体検出器を購入していたが、
阪神淡路大震災のときになくなった・・・と聞いていると報告が・・・
3000万円、1トンの重さもあるものが・・・
参加者からは、これはきちんと説明してもらいたい!
モッタイナイ!と・・・当然です。
相変わらずに専任の検査員を配置するわけでもなく、既存職員で業務の合間に検査することからも検査数自体が少ないのも問題です。
今後、会として、神戸市教育委員会との懇談を申し入れ計画するほか、全ての市議会党派に協力をよびかけることを決めました。
また、瓦礫問題についても、フェニックスへの搬入も含めて安全が明確でないことからも
とんでもない!と参加者全員が一致しました。
参加&協力していただいたみなさん、ありがとうございました。
今回も代表を決め損なった会合の司会をイッパイイッパイだった事務担当:ねこばいくの報告でした。
以下会合資料の一部です。
神戸市における食材放射能検査の変化
2011/09/21返答・・・放射能検査は生産や流通段階で行うことが望ましく、こうしたことを総合的に勘案しますと、現在のところ学校給食での食材の検査を行う必要性は低い
(検査に否定的)
2011/10/03・・・NHK「かんさい熱視線」において神戸市が給食食材検査予定と報道される
2011/10/12 返答・・・神戸市として「学校給食の放射能検査を行う」旨の発言はしていません。
(否定している)
2011/10/17 返答・・・年末に導入されるゲルマニウム半導体検出器による給食食材の検査方法について、現在、検討を進めています(検査機器納入と検査方法検討が明らかになる)
納入された機器の情報・・・キャンベラジャパン株式会社製放射能測定装置システム
ゲルマニウム半導体検出器(モデルGC3018)
ゲルマニウム半導体検出器(モデルGC3018)
検出下限値を5ベクレル/kgとするとともに,一日4検体までの検査を予定
・・・中央卸売市場本場での1年間の取扱い品数は,22年度の実績で,
野菜の種類だけで約100種類以上,産地は延べで約1,246・・・
1,246÷4=311.5日・・・つまり、一年休みなしで、検査してようやくカバーできる。
2012/01/11 学校給食まるごとミキサー検査(主食・副食・牛乳など含む)開始
1週間分(月曜から金曜)をまとめて検査し、翌週水、木に発表・・・
タイムラグは最大10日
その他、給食用の食材を週に1検体検査
中央卸売市場の食材(野菜・魚など)を週4検体検査
乳幼児向け食材として週1検体検査
1週間の検体数は合計すると・・・週にたった6検体。
検体数が伸びない理由・・・専門の職員を配置せず、中央卸売市場の市職員が
業務の合間にやっているため、既存の通常業務があり、検査に懸かりっきりにできない。
2012/03/26・・・文教常任委員会で検査体制後退の報告がされる。
2012/04からの検査内容
給食関連・・・中央市場を経由している食材、月4検体程度(月2回抜き取り)
中央市場を経由していない食材(だし昆布・干ししいたけ・こんにゃく・ゼリーなどを含む)、月1回1検体程度
牛乳を学期に1回検査(2業者)
中央卸売市場の食材(野菜・魚など)を週4検体検査
乳幼児向けは年度が代わってから更新ナシ・・・なくなった?
今年度の検査内容変更についての神戸市の理由・・・
学校給食食材等の放射性物質の検査は、平成24年1月から実施してきましたが、
平成24年度では、次のとおり、事前検査する食材の対象品目を増やします。
なお、学校給食食材の事前検査を補完する役割を担っていました、
食後の調理済み給食については、
全ての検査で放射性物質は検出されませんでしたので、終了します。
問題点・・・事前検査の補完する役割を担っていたと言うが、ミキサー検査本来の導入
目的は提供食の検査は・・・
児童の被爆量の把握を目的としています。時間的な面からも、食前検査は現実的ではなく、
中長期的な内部被爆予防の手段として、活用して参りたいと考えています。
同様の理由から、提供食の検査において1Bq/kg検出した場合も再検査を行う予定はなく、
検査機器の拡充も考えていません。食前の検査は、食材検査にて確認いたします。
(2011/012/26回答)としているはず!(因みに文科省のプログラム)
そして、補完されるべきは全量全食材検査であるにもかかわらず、
検出されなかったから終了する・・・?
更に、生物濃縮も始まっており、今後は17都県の産地だけを気にすればいいと言うことではなくなってくる。
最低限、食前検査は必須と考えられる。
また、風評被害も全量検査によって防ぐことができるはずである。
規制科学における有害物質基準値の決め方
実験動物で最小毒性量を求める。
最小毒性量から無毒性量への
外挿のために値を不確実係数「3」で割る。
実験動物とヒトの種間差を考慮するために値をさらに「10」で割る。
ヒト内の個体差を考慮するために値をさらに
不確実係数「10」で割って規制値が算出される。
内部被曝の実験結果はないので、
パンダジェフスキー博士の報告を元に算出すると・・・
影響が確認された最小値5歳児の最小毒性量2bq/日を使って。
2bq/日 ÷ 3 ≒ 0.7bq/日
個体差を考慮する為に10で割る。
0.7bq/日 ÷ 10 = 0.07bq/日
まじめに計算すると一日の摂取基準量は0.07bq!
※規制科学 食材の残留農薬規制値などの基準値を
このタブンこの辺までは影響あるだろうと動物実験などの結果を用いて規制値を設けるための科学。
※外挿(がいそう Extrapolation、補外とも言う):ある既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を求めること。
※パンダジェフスキー博士の報告だと・・・
(S=生物化学的半減期、W=体重、C=一日の許容セシウム量)
乳児 S=9日 W=10kg C=約7bq
5歳児 S=38日 W=16kg C=約2bq
30歳 S=70日 W=60kg C=約5bq
50歳 S=110日 W=60kg C=約3bq
若いと代謝が早く、排出も早いので生物化学的半減期も短いが、体重により許容が少ない。
年をとると、代謝が落ち込む為生物化学的半減期が長くなる。
これは、本来、国が規制すべき値のはずなのに、一切行っていない。
↑これが大問題。
瓦礫の問題・・・
東京都が受け入れている瓦礫は岩手県のもの・・・セシウム降下量は 2992.1 Mbq/㎢
受け入れ先の東京都は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セシウム降下量は 17,354 Mbq/㎢
兵庫県の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セシウム降下量は 17.4 Mbq/㎢
17,354(東京)÷17.4(兵庫)=兵庫県よりも東京都は・・・997.35倍ベクレている。
2992.1(岩手)÷17.4(兵庫)=兵庫県よりも岩手県は・・・171.95倍ベクレている。
2992.1(岩手)÷17,354(東京)=岩手県は東京都の17.24%しかベクレてない。
東京都が受け入れているのは自分のところよりも73%も汚染度の低いガレキと言うことになる。
兵庫県で受け入れると、171.95倍も汚染されたガレキを受け入れることになる。
東京都は自分のところよりも汚染度の低い瓦礫を受け入れている。つまり、汚染されているところにちょっと汚染されているガレキが搬入されていることになる。汚染度は上がらないと思われる。
兵庫県はまだ汚染度が非常に低い。ここへガレキを持ってくると汚染度は上がる。
東京が受け入れているからと言って兵庫県に当てはめて良いわけではない。
また、焼却場のバグフィルターは粉塵を取り除く為のものであって、気化したものは取り除けない。つまり、気化した放射性物質は環境に出てくる。
【焼却灰の放射線レベル、基準下回る 8月末時点、県内4施設2011/09/27山形新聞】
東日本大震災で発生した災害廃棄物の県内受け入れについて、県は26日、8月末時点の搬入状況と各施設での放射線測定結果を公表した。県内4施設が処理し、搬入物や施設で排出された焼却灰の放射線レベルは基準を下回り、周辺住宅地への影響も確認されなかった。
県循環型社会推進課によると、産廃業のジークライト(米沢市)は宮城県多賀城市の不燃物約9500トンを埋め立て処理。搬入物の放射性物質検査は最大値で1キログラム当たり370ベクレルの放射性セシウムを検出したが、県が定めた独自基準1キログラム当たり4000ベクレル以下を大きく下回った。同市板谷にある処理施設や周辺地区での空間放射線量(地上1メートル地点)は毎時0.10~0.16マイクロシーベルトで健康に影響のない水準だった。
やまがたグリーンリサイクル(村山市)は気仙沼市の木くず約1400トンを搬入。破砕処理の後、関連会社のやまがたグリーンパワー(同)が発電用の木質バイオマス燃料として活用。焼却灰は産廃業のアシスト(同)が同市富並に埋設している。
放射性物質検査では搬入物は不検出で、発電施設での燃えかすからは7月末の調べで1キログラム当たり2040ベクレル(基準値4000ベクレル以下)の放射性セシウムを検出した。3施設の空間線量(地上1メートル地点)は毎時0.05~0.10マイクロシーベルトだった。
・・・燃やしての残った灰のベクレ具合が格段に上昇する?
入り口での規制は意味がない。
更に、不検出だったことから受入そのものがまずい?
100bq/kg規制しても希釈されても燃やす総量が増えて、最終的に環境に放出される可能性のある放射性物質の総量は変わらない。
ここから考えても入り口の規制には意味がないように思えます。
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