2014/12/18に神戸市教育委員会&神戸市スポーツ教育協会と懇談し、
以下の要望書を提出しました。
回答は年明けの予定です。
(クリスマスプレゼントがほしかったのですが・・・)
神戸市教育委員会 御中
要望書
2014年12月18日
神戸市給食の安全を考える会
代表 ねこばいく
あの、史上最悪となった原子力発電事故から3年を経過する今日も放射性物質の放出は続いています。その中で、いまだに、半減期2年ちょっとのセシウム134が検出される状況にあるこの非常事態は、未だ全容が明らかになっていないばかりか、放射性物質の大気中及び海洋への放出も続いており、収束の道すら見えてきません。
かけがえのないこどもたちの夢・希望・未来のために下記のとおり要望いたします。なおご回答は2014年12月24日までにいだきますよう宜しくお願い申し上げます。
要望事項
1. 「低線量被曝にかかわるデータが存在しない」、「放射線が通過するとDNAが破断する」この二点は国際的にもだれもが認めるところです。つきましては、給食実施の主体である神戸市として、万が一のためにも、危ないかどうか、安全かどうかわからない低線量被曝を極力避けるためにも最低限政府の指定した17都県産の食材を給食に使用しないでください。また、これまで放射性物質検出履歴のあるもの、検査実績のない食材を使用しないこと、西日本など汚染されていないことが明確な食材を選定することを徹底してください。
2. 未だ大気中に出てくる総量は1時間に0.1億ベクレル(2013/07)、海へは、国の海への放出基準の600倍(2014/02/06・S-137)と、地面にも空気中にも海中にも汚染が広がりつつあることからも遮蔽の無い状況で放射性物質はジワジワひろがってゆきます。さらに、2013年4/17付回答にある「本市の検査において万が一・・・使用を取りやめ・・・」とありますが、検体数が少ないことからかなりの食材が検査されていないこととなります。現在の17都県対象ではなく、47都道府県すべての産地すべての食材を検査対象とし、検査件数そのものを増加及び1bq/kg検出限界での検査をしていただきますよう、要望します。また、検査機器においては、GDM20など、既存よりも安価で短時間で計測可能なものも複数追加配置するとともに、検査品目の抜本的増加を求めます。
3. たとえ、日本で食品添加物として認められていても、グローバルな視野にたって、危険性を疑われる食品添加物を含む食材(シリコン樹脂の入った油など)を給食に使用することはやめてください。
4. 抜本的に給食を「食育」として進めるために、お味噌まで仕込む宍粟市の現状など、先進的な自治体から学び、安心・安全で豊か食を育む給食を大きく前進させてください。
5. 小・中学校給食における放射性物質汚染の懸念における給食辞退(牛乳等、部分も含)について生徒・保護者の意向に沿って弾力的に対応してください。
6. 「政府が安全としている」ではなく、給食実施主体である神戸市として、放射性物質による食材汚染が安全かどうかきちんと基準やガイドラインを示してください。
7. 11/17に垂水センター地区において、供与された福島県産牛肉について、前日にいただいた産地情報には「牛肉【産地 北海道・福島】」とあり、当初、会メンバーからの問い合わせたところ、「福島の牛肉を使った(使う)実績はなし」と返答しているものの、後日のメールでの問い合わせにおいて、「再度確認したところ、垂水学校給食共同調理場には3業者から生肉が納入されていますが、2業者は北海道産、1業者は福島産の牛肉を納入したということでした。」と返答が二転しています。私たちの教育委員会からの情報についての信頼を揺るがす状況が何故起きたのか、また、この先信頼させていただけるのか、お答えください。
9. 給食の産地情報について、個別に知りたいと要望する保護者はもちろん、HP・Eメールなども活用し、きちんと公表してください。また、神戸市スポーツ教育協会の所管にならない生肉(現在は公表されていない)実績もあわせてきちんと公表してください。
10. これまで、教育委員会へ度々産地情報の公開を懇願するも、実現していないため、私達の会において、給食食材産地の公表をhttp://kobekyusyokusannti.blogspot.jp/にて開始しました。つきましては、中学校を含む全ての地区の産地情報を前日にメールでいただきますよう、お願い申し上げます。
12. 農水産課や地元農業・水産業者などと協力して、1品でも多く給食における地産地消をすすめるよう、全ての食材において再度調査・研究を行い、こどもたちに安心安全な食材を提供できるよう、努めてください。
以上