2013年7月3日水曜日

兵庫県知事候補者(2013/07/21投開票)(2013/07/03時点予定候補)さんに聞きました!

神戸市給食の安全を考える会では、兵庫県知事選挙(2013/07/21投開票)に
立候補を予定しておられる井戸敏三さん、田中耕太郎さん(2013/07/03時点予定候補)の
2名の方に原発、食材などの放射能汚染問題にかかわって、
アンケートを行いました。
以下アンケートの一問一答を全文掲載いたします。

アンケートのQ&Aは・・・(あいうえお順)

Q1 今後のエネルギー問題に関して、
   原子力発電所はどうすればよいと思われますか?



  • 井戸敏三さん:  原発への過度の依存度が今日のエネルギーの危機を
                         招いていることから、原発への依存度を下げる方向に進めるぺき。
                           但し、国の安全性基準を満たし、安全性を確保した上での
                         原発の再稼働は、電力需給の安定のためにもやむを得ない。
                           今後、電力需給の安定に向けて、火力発電や太陽光発電などの
                         再生可能エネルギーの普及促進を図る必要がある。


田中耕太郎さん: 昨年夏の節電の経験からも、原発なしで電力がまかなえることは
           明瞭であり、すべての原発の廃炉をめざし、
           自然エネルギーの普及大作戦が必要。




Q2 福島第一原発事故は、現在どのような状況にあると思われますか?


井戸敏三さん:  報道等の情報から伝え聞く範囲ではあるが、
          「帰還困難区域」の一部で高線量地域が減少するなど、
          県内の空間放射線量は、平成23年4月時点に比べ、下がっており、
          徐染作業も進みつつあるのではないか。
           一方で、東京電力の福島第一原発周辺の海で、
          放射性物質の濃度が上昇するなどにみられるように、
          まだまだ、地域住民の生活の安定・安心にはほど遠い。
          事故対策の一層の推進を期すべき。


田中耕太郎さん: 汚染水の状況や内部の状況が判明していないことからも、
           政府の言うように「収束」していないことは明らかである。



Q3 政府の規定した食品の放射線の基準値についてどう思われますか?


井戸敏三さん: 厚生労働省は、平成24年4月1日から、より一層、
         食品の安全と安心を確保するため、放射性物質を含む食品からの
         被ばく線量の上限を、年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに
         引き下げ、新たな基準値を設定している。
          食品の国際規格も、上限が1ミリシーベルトを超えないように
         設定されており、新たな基準値も国際規格にも準拠した
         適切なものと受け止めている。


田中耕太郎さん: 安全とは言えない基準値である。



Q4 こどもたちの口に入る食材についての規制100bq/kgはどう思われますか?


井戸敏三さん: 新たな基準値は、子どもの安全を優先する観点から、
         食品群を4つに区分し、一般食品;100Bq/kg、乳幼児食品50Bq/kg、
         牛乳50Bq/kg、飲料水10Bq/kgと設定されている。
          一般食品の基準値(100Bq/kg)については、
         まず、年齢や性別などにより10区分に分け、区分ごとに一般食品の
         摂取量と体格や代謝を考慮した係数を使って限度値を算出し、
         その結果から最も厳しい値(13~18歳の男性:120Bq/kg)を
         下回る数億として設定したとされており、適切なものと受け止めている。


田中耕太郎さん: 安全であるとは言えず、情報公開や十分な議論をつくして
           基準を再検討すべき。


Q5 現状の給食食材の放射性物質検査について、
   品目、回数共に少なく限られており、
   私たちは不十分であると考えております。
   安全な給食にするために、すべての食材検査を行って、
   こどもたちが不必要に追加被曝しないことを願っておりますが、
   今後の対策についてどうお考えですか?


井戸敏三さん: 福島県及びその周辺地城では、各自治体による計画的な検査と
         その結果に基づく出荷制限等の措置がとられている。
          また,本県では、大気中の放射線量が原発事故の前後で変化がないため、
         地域で精算される農畜水産物に関して、放射能汚染の心配はない。
          学校給食においても、兵庫県では昨年度県下18市町において、
         放射性物質の有無や量についての検査を実施したが、
         放射性物質は一切検出されなかった。
          兵庫県学校給食・食幾支援センターでは、福島県及びその周辺を
         産地とする農畜水産物及びそれらを原材料とする加工品について、
         放射性物質の検査を実施しており、
         今後とも安全・安心な学校給食用物資の供給に努める。


田中耕太郎さん: 食材のすべての品目で回数を増やして検査するべき。
           そのための体制を市町とともに努力する。



Q6 東北・関東から放射能汚染を懸念して兵庫県へ避難・移住してきている
   世帯が増加していますが、どう思われますか?
   また、私たちは安全な食材を提供するために、関西において、
   農業を発展させることも大切だと考えておりますが、
   支援策・対策などお聞かせください。


 井戸敏三さん: 被災地等からの避難者については、本県で把握している限り、
         1000人前後で推移している。引き続き、生活支援、就労支援など
         避難者対策に取り組む。
          県内農産物に対する消費者の信頼性を高め、広く県民に
         安心できる農産物を供給するために「ひようご安心ブランド農産物」
         認定制度を有している
          今後、神戸ビーフ、山田錦ズワイガニなどに続く、雪姫ポーク、いちじく、
         播磨のカキなどの新ブランドを育成するほか、直売方式の拡大や
         学校給食での県産品比率の向上により地産地消費進め、
         県産農産物の消資を拡大する。


田中耕太郎さん: 政府の無責任な対応のなかで、不安に思い
           兵庫県に避難・移住されることには共感できます。
           そういった気持を代弁する県知事が必要であり、
           原発ゼロ、再稼働を許さない県政を実現したい。
           西日本有数の農業県として、兵庫県が安全な食料をつくることは大切であり、
           TPP参加で、兵庫県も含めて全国の農業に壊滅的な被害をあたえることを
           防がなくてはいけないと考えます。




Q7 その他、ご意見等あればご記入ください。


井戸敏三さん: (記載なし)


田中耕太郎さん: 県民と国いいなりの官僚知事とは大きなギャップがある。
          原発に不安を持つ県民が多数なのに、現知事は大飯原発再稼働に道を開いた。          住宅用太陽光発電補助制度も廃止。
          消費税増税やTPPでも反対の声も多いのに、現知事は推進。
          肝心の点で、県民の立場を代表できないのがいまの知事ではないか。
          原発ゼロ、自然エネルギー普及の大作戦を実現する。



以上全文掲載しました。なお、文章については回答頂いたままの文章です。

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