2013年5月16日、さよなら原発神戸アクションの呼びかけに賛同し、
「原発災害を伴う防災対策に関する質問状」を(下記)神戸市へ提出しました。
参加者は・・・
神戸市在住避難ママ2人、芦屋市民2人、西宮市民1人、神戸市民1人、
5つの団体を代表して、計6名が申し入れに参加しました。
そして、今後、それぞれの市への申し入れや催しなどでも、協力していきます!
平成25年5月16日
原発災害を伴う防災対策に関する質問状
私たちは、東日本大震災と、引き続いて起こった
東京電力(株)福島第一原発事故の深刻な被害状況に心を痛めている、
避難・移住者を含む神戸市民及び周辺地域住民です。
昨年の5月5日には日本のすべての原発が運転停止し、
関西電力の株主総会でも、神戸市を含む関西の各自治体首長が
脱原発依存の株主提案をするなど、
ようやく安全安心な未来を子供たちに渡せると思って喜んだのも束の間、
夏には大飯原発3・4号機が再稼働されました。
日本列島が活発な地震活動期に突入した今、
背後に若狭の原発群を控えた神戸市民としては、
原発災害の被災者の方々の苦しみ悲しみは他人ごとではありません。
また、福島原発の事故が現実に起こってしまった以上、
今後、原発による過酷事故を「想定外」とすることはできません。
できる限り具体的に想定をし、今後の事故に備えることこそ、
福島原発事故の教訓として学ぶべき事ではないかと思います。
そこで、下記の質問を提出いたしますので、5月30日(木)までに、
下記連絡先まで書面にてご回答いただきますよう、お願い申し上げます。
1.兵庫県が平成25年4月26日に発表した
「放射性物質拡散シミュレーションの結果」についての、
神戸市としてのお考えをお聞かせください。
2.以下の項目への現状の対応をお尋ねします。
1)原子力災害発生時の、SPEEDIなどの国からの情報の入手プロセス
(情報入手責任者、伝達経路)、及び市民への開示方法と開示の
判断基準や開示時期の決定責任者は?
2)原子力災害発生時の、関西電力・日本原電・設備メーカーなど
関係事業者からの情報入手から開示までのプロセス
(情報入手責任者、伝達経路)、及び市民への開示方法と
開示の判断基準や開示時期の決定責任者は?
3)災害発生が在校時の場合の子どもたちへの対策。
保護者との連絡、避難場所、避難方法、防護用具
(=マスク・カッパ等)や食料・水などの備蓄と配布方法の現状は?
4)災害発生時の社会的弱者(病人・障碍者・高齢者など)への対策。
家族との連絡、避難場所、避難方法、
防護用具=マスク・カッパ等の備蓄と配布方法の現状は?
5)放射性ヨウ素による甲状腺疾患対策としての
安定ヨウ素剤の具体的な準備・配布は?
6)原発事故が起きれば、環境中に放出される放射性物質は
ヨウ素だけでは済みませんが、200種類以上に及ぶと言われる
他の放射性物質から市民を守るための対策は?
3.現行の災害対策とその改善策について
1)モニタリング設備について
現在の設置位置と数では、事故発生後は対応しきれないと考えられ、
増設や改良を要望します。
2)住民の避難場所について
以下の状況を想定し、自然災害と原発事故が複合的に発生した場合
(津波、地震、水害など)と原発事故のみの場合で
それぞれ対策をお答えください。
・風向き、降雨予測の市民への伝達時期と方法
・避難場所への誘導方法、移動手段の確保
・停電時の情報伝達方法
・情報弱者への伝達方法、地元ラジオ局との提携などは考えておられますか?
3)原発事故を想定した避難訓練の実施について
・自治体職員と企業や学校等の災害対策担当者の研修は検討されていますか?
・地域住民を含めた災害訓練の実施は検討されていますか?
呼びかけ団体:さよなら原発神戸アクション
担当連絡先:
賛同団体:神戸市給食の安全を考える会 / 給食@コミュニティー / 四条畷市の学校給食を考える会 / 平和と民主主義をめざす全国交歓会・兵庫 / 放射能防御プロジェクト近畿 / NPO法人つむぎの家 / 食品公害を追放し 安全な食べ物を求める会 / 市島町有機農業研究会 / 原発事故を考える姫路の会 / Oracle itami ~ポスト3.11を避難者と共に考える伊丹市民の会~ / 原発をなくそう芦屋連絡会
矢田立郎 神戸市長 殿:
神戸市 危機管理室 ご担当者様:
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